手づくりであることに甘えず、自社ルールで品質を管理し、常に向上心を持って研鑽を重ねています。お客さまからは「丁寧できれいな仕上がりは、見ていて気持ちが晴れやかになる」というお言葉もいただきました。色合わせや仕上がりにこだわりを持って真摯にものづくりに向き合い続けています。
「日本の美しさ」の象徴であり、時を越えてたくさんの「愛情」や「感謝」を伝えてくれる着物。人の想いがこもった着物が、WATALISの品物になるまでをご紹介します。
着物が入荷します。箪笥に眠っていた着物が全国各地から集まってくるため、事務所前に段ボールが山積みになる日もあります。
防虫剤などの匂いを飛ばすために陰干しします。
ほころびや染み、色あせなど、生地の状態を念入りにチェックします。
着物の縫い目を解き、長方形の布にする作業「紐解(ほどき)」を行ないます。その後水洗いして清潔にし、風通しの良い日陰で干します。
布にアイロンを掛け、シミや穴があれば糸やマスキングテープで印をつけながら反物状に丸めます。
着物の生地の柄は、選ぶ場所によって様々に表情を変えます。色柄を活かせるような商品デザインとサイズを検討し、生地に合う裏生地と紐を選びます。
美しい柄合わせになるよう工夫して着物地と裏地を裁断し、工程ごとに縫製作業を行います。このステッチは私たちの誇りです。直線には0.5ミリのブレもありません。
着物地と裏地に合わせ、2色の糸を使っています。
紐の先にはかわいらしい飾りをつけて、現代の価値観にあうデザインにしました。
厳密なクオリティチェックは、WATALISの誇りです。社内の検品基準に基づいて、サイズ、ステッチの曲がり、紐の長さ、ボンボリの形をチェックします。基準に満たないものは、解いて修正。出荷前には、検針器で針の有無を確認しています。
各商品の特性を考えながら、販売する場所を決めます。販売委託先には、梱包後に販促物と一緒に配送します。
着物地に新たな命が吹き込まれました。古い着物地はこうして生まれ変わり、新たな持ち主に手渡されていきます。
WATALISの商品づくりは、SDGsの目標12「つくる責任、つかう責任」に準じています。
株式会社WATALIS
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